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iPS細胞から卵子作成成功 精子は?京大 再生医療 [iPS細胞 卵子 精子]

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こういうニュース待ってました!



現役分子生物系研究生の私としては一番心躍るやつです!





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さてさてiPS細胞が面白いことになってきてますねぇ。

卵子作成に成功ってことで、皆さん気になるのは「じゃぁ精子は?」ってことだと思うんですが、
実はもう出来てて、iPS細胞同士で掛け合わせた子ネズミも生まれています。

これがなんで凄いかというと、
男性でも卵子、女性でも精子が作れるようになるからです。


つまり、人間に応用すればゲイ同士で子供が作れるようになります。



腐女子&フレディ・マーキュリー歓喜!真実の愛の時代が訪れる!


あぁすばらしきかな科学の進歩。


*女性同士は女の子しか埋めませんが男性同士ならどちらも生めます。ちょっと前に疑似子宮を作った男性の出産が話題になりましたし、ゲイがキリスト教徒から疎まれなくなる時代も近いかもしれません。

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・・・とまぁ興奮して話しましたが、
まぁそんなことはどうでもいいんです。


iPSに関しては我々の業界はかなりみんな注目しておりまして、
何故かというとiPS細胞の研究はかなり国家の威信をかけたプロジェクトな訳ですね。

通常、日本やアメリカのような民主主義国家では科学研究というのは基本的に
それぞれの機関(大学や研究所)が独立して行うものですが、
iPS細胞の研究に関しては国と京大が協力して、
日本中の大学が京大の下で研究を行うという異常な研究体制が敷かれているのです。
当然国は恐ろしい程の額を支払っております。

なぜそこまで一つの研究分野に肩入れするのか?

それには秘密があります。

まずはじめに、iPS細胞のもたらす再生医療というのが
どれほどの驚異的な医学の進歩をもたらすかということをお話しすると、
まず「不治の病」というものがかなり減ることが考えられます。

「再生医療」とはつまり「体のパーツを作り出す」技術です。
悪くなった器官を新しく作って取り替えちゃう。

あなたが肺がんになったなら、あなたの皮膚細胞から肺を作り出し、
肺を取り替えればはい完治。

そんな夢のような技術です。

現在医療の主流は何千年と続く「外科治療(手術)」と「内科治療(投薬)」であり、
ごく一部「遺伝子治療」というのも行われてきてはいますが「外科」と「内科」の
重要性を変える程の成果は出していません。

ですが再生医療が実用化されたら世界中の医学がひっくり返ります。

「外科治療」「内科治療」「再生医療」というのが医学の3つの柱になることは
間違いないでしょう。

では政府はそんな夢のような技術によって世界中の人たちを救う為に
大金を出しているのか?

答えはNOです。

そんなに美しい話ではないんですねぇ残念ながら!



世の中には医療特許というものがあります。

医療技術だって、開発した機関がその知的財産権を有する訳です。

小難しく話しましたが、要するに

日本が再生医療の基礎を作る

世界中で再生医療が行われる

そのたびに特許を持っている日本に金が入る

日本まるもうけ

というわけです。



莫大な税金がつぎ込まれている訳ですから、
みなさんも再生医療及びiPS細胞については注目した方がいいですよ!

いつか日本にとって莫大な豊かさをもたらしてくれるかもしれないですから。






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ちなみに私はそのような医療系の話にはとんと興味がありませんので、
今日も実験室にこもって緑色の微生物と戯れています。

ではでは。


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